2004年11月

2004年11月25日

目で追う犬達といっても、シープドッグとしての習性のことではなく、家族としてのうちの犬達の、精神構造のこと、、、とでもいいましょうか・・・。

私の犬達が、常に私のことを目で追っている、という指摘を受けたことがあるのです。ある場所で、多くの人と犬が集まって、トレーニングをしていた時のことです。

その夜、そのような指摘を受けたのですが、その時、私は、それをどう解釈して良いかが解りませんでした。

聞き返すような形になったのですが、聞いてみると、昼間、いろいろな方や犬と交流を持つために、時には、私は犬達を設えられたサークルに入れていたその時に、私の犬達は、常にと言って良い程、私を目で追っていたそうです。

そばにいれば、安心して、私以外のまわりの出来事に興味を持ち、観察し、時には集中したり、あるいは勝手に眠っていたりするいる私の犬達ですが、いったん私が彼等から離れると、見知らぬ場所では、彼等の気持ちは、常に私を待っているという風情なのかもしれません。

その指摘は、是正した方がよいのではないか、という示唆としての指摘でした。犬が、私を離れた、自分自身の世界を持つことが必要だと。

思い返してみれば、私は、犬が、自分を目で追ってくれるような存在でいたいと思っていました。

自宅で、仕事場で、犬達は、思い思いの場所で、リラックスして休んでいます。私の車の中でも、彼等は安心して休んでいます。彼等をおいて出かけても、それが日常的な行動の一環である場合、彼等は、見送りにも来ませんし、おいていかれることを、別段不思議なことではないと認識しているようにも思えます。いちいち私を目で追うこともありません。

しかし、いったん「外」へ出て、自分達のテリトリーから離れ、私と彼等を繋ぐものが気持ちそのもの以外にない状態では、私の存在は、彼等にとって、重要なことであって欲しいと、そう思ってきました。

ですから、その指摘が、好ましくないこととしてのものであったことに驚きました。驚いたがために、深くその理由を訊ねることなく、「自分は、自分と犬との関係を、そのように持ちたいと思っている」と答えました。

「是正した方がよい」という、その指摘の意味を、深く聞くことはありませんでした。

今、その理由を、少し、推察することはできます・・・。

でも、一生涯独立していかない子供達なのですから、やっぱり、今までの通りでやっていこうと思います。           
                          kuro



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2004年11月19日

私の犬達は、ペットドッグです。今流に言うと、ファミリードッグかな。一緒に寝起きし、一緒に出かけ、一緒に楽しみ、一緒に悲しみ、互いにわがままを言い合っています。

11月12日から3日間、競技会一日をはさんでセミナー2日間という、フリースタイルのイベントが開催されました。この3日間の講師と競技会のジャッジとして、イギリスから、アティラ・スクカレク氏を招きました。

数年前から、私は、アメリカ、イギリスなどのフリースタイル関連のメーリングリストに参加し、その中での意見交換から、何人かの、アメリカ・イギリスのフリースタイラーと友人になりました。それは、私の一緒に踊りたいという願望に、気楽につきあってくれている犬達がいるからです。

アティラも、その中の1人です。このアティラが日本のフリースタイルに興味を持ってくれました。ここぞとばかりに日本のトップフリースタイラー達のビデオを送り、コメントをもらい、私からは、彼のトレーニングビデオに対する感想を送り、そんなふうに、時折連絡を取りあっていました。

友人、と表現しましたが、相手は世界に冠たるフリースタイラーです。アメリカの友から、彼は、とても人柄が良い、とは聞いていましたが、成田で会うまでは、やはりどんなヒトかと、ちょっとドキドキしました。

あってみると、思った通り、大変にリラックスした、カジュアルな人で、すぐに話は、私の犬達についての質問となりました。その後は、メーリングリストで名前だけ知っている米英のフリースタイラー達のゴシップ、ともに所属するWCFOのこと、そして、彼がビデオで見た、日本のトップの人達についての質問へ、さらには、犬との暮らし方、犬のトレーニングに対する考え方へと話題は移っていきました。

話しているうちに、だいぶ前にあるメーリングリストに送った私の投稿の内容をちゃんと覚えていてくれて、そこから話を展開し始めたことには、ちょっと驚きました。初めて会った人と、共通の認識を持った状態から会話を始められるインターネットの力は、やはり、大きなものですね。

アティラによるセミナーと、彼のジャッジする競技会は、小さな規模ながら、多くの方からの援助により、とても楽しいイベントとして終わりました。

自分の犬達の良いところを全く表現できなかった私にとっては、競技会は苦い経験に終わりました。そして、競技終了後、私の酔狂につきあってくれている犬達に、思いっきり感謝できない自分の姿がそこにありました。

競技に勝つための方法は、いろいろあるでしょう。

それは、「競技に勝つ」ではなく、「満足の行く演技をする」方法と言いかえることもできます。競技の勝敗は審査により決まるのですが、満足するかどうかをきめるのは、ハンドラーである私、ということです。

しかし、言い換えてもやはり、それを決するのは犬ではなく、廻りにいる人間です。犬達は、ハンドラ-が微笑めば、それで満足してくれる。

考えてみれば、様々な勝つため・満足するための方法の選択は、多くの中から自分が選択する犬のトレーニング方法と同じ様に、最終的には、自分が犬とどう暮らしたいか、という命題への自分なりの解答の表現です。

勝負に勝ちたいかと問われれば、多くの人の答えは yes でしょう。私もそうです。
では、その勝負のために自分の犬を競技犬にしたいかと問われれば、私の答えは、どうしても no です。

アティラが帰国する前夜、別れて家へ帰る途中、この約1週間の出来事や、アティラと話し合った、または教わった、様々なことを思い返しました。そして、私が思いいたったのは、ペットドッグとしての、一緒に暮らす家族としての犬等と一緒に踊りたい、という、フリースタイルの原点でした。
                              kuro

at 00:11コメント(2)トラックバック(0)フリースタイル 
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