2005年04月

2005年04月13日

2005年コベントリー競技会のビデオを見ました。

インターミディエイト・アドバンスでは、イギリスのスター達が演技をしていて、素晴らしいのはもちろんなのですが、ノービスの演技の中にも、素晴らしい物がありました。

今年は、参加希望者が多すぎる為、スタータークラスはコベントリーからはずされたのです。つまり、参加者は、全てなんらかの形での経験者です。


このノービスの中には、リチャード・カーティスと、彼の一番新しい犬(ポートギース・ウォータードッグ???)との、秀逸の演技がありました。この犬、すごいです。ボーダーコリーと違う、後ろ足の安定感。この犬が、後ろ足だけで立ってまわっている間、リチャードは少し(3~4メートル)離れたところで、やはりその場でまわっているという動き、しかも、ボーダーのシャカシャカした動きではなく、ひとつひとつが安定して、すごい。個人的には、彼の他のボーダー達とのどのルーティンよりも、このルーティーンが良いと思います。彼の動きには、このモシャモシャの、安定した動きの犬があっている様な気がします。(はい~、独断と偏見の固まりかも・・・。)

そして、新しいスターの誕生の予感。インターミディエイトでも演技をしていた、ニッキー
・ジョイスは、犬の動きによどみがなく、イギリスには珍しく、ダンスをしているという感じが好きでした。

また、マーレーネ・ヴァン・なんとかさんのバーニーズマウンテンドッグ。良いです。可愛いし、大きくて存在感抜群だし、確かに、少し、動きがぎこちないところがあるかもしれないけど、楽しそうだし、いいなぁ~っ!!


ティナ・ハンフリーのHTMは秀逸でした。ステップの微妙な違いをテーマにしたこのルーティーン、何も奇をてらったところもなく、正確に、流暢に、静かに、エレガントに。ドレッサージュ、という大きなテーマを持っているルーティーンで、表現していることはドレッサージュです。

笑いを誘うこともなく、唄の文句で観衆を惹き付けることもなく、音楽の持つ雰囲気や内容に助けられることもなく、犬とハンドラーによる演技だけで全てを表しています。ティナの纏っていた、ドレッサージュの衣装さえ、なくてもいい。

潔い、真向勝負です。観衆は、否応無しに心地よい負けに甘んじる。

音楽も、衣装も、彼女達の素晴らしさの前には、その本来の、飾り物という地位に引き下がります。そこには、国の違いも文化の違いも、全てが正の要員にも負の要員にも働きません。

こんな演技ができたら、良いなぁ~・・・。

同じティナ・ハンフリーのフリースタイルは、おそらく、もう少し改良の余地があると言えるかもしれません。ハードルの廻りでの動きが少々大すぎたかもしれないです。でも、こちらは「落しどころを知っている」振り付けで、十分に楽しめました。


しかし、私にとっては、なんといっても、マリー・レイとキズィーのHTMをまた見ることができたことが、一番の喜びでした。

このルーティンは、もともと「昔の、とてもシンプルなルーティーンをちょっと変更して」という「言い訳付き」での参加だったのですが、ほんと、昔のルーティンの改良版でした。

それにもかかわらず、私は、この演技を見ることができて嬉しかった。マリー・レイのHTMは芸術です。何度見ても飽きないです。活き活きとした犬の表情が、犬と暮らす私の心に響きます。


ティナ・ハンフリーもマリー・レイも、おそらくリチャード・カーティスもアティラ・スクカレクも、そして、キャロリン・スコットもサンドラ・デービスも、その偉大さは、皆それぞれが、独自の世界を表現しているところなのかもしれません。

誰も真似できない、それぞれのスタイル。

そして私は、自分と自分の犬達にできることで、自分と自分の犬達とのフリースタイルを楽しみます。少なくとも、私が犬達の足を引っ張ることがない様、精一杯の努力をしよう。
                               kuro
   

at 16:12コメント(1)トラックバック(0)フリースタイル 

2005年04月01日

知り合いのワンちゃんと飼い主は、訓練士について訓練を習っていました。レベルがあがり、「前進」を拾得する場面でどうもうまくいきません。意欲的に走らない。そこで、訓練士に言い渡されました。

「これはもう、強制で教えるしかないですね。」

飼い主はびびりました。強制って、どんなことされるんだろう・・・?

次のレッスンに、訓練士は山ほどの犬のオヤツを抱えてやってきました。そのオヤツの山に向かって、犬は意欲的に走りました。

なるほど・・・。「食べ物」という、生物にとって第一次的な強化子(リインフォーサー)を使って、それに向けて走らせる、犬は生物的に引き寄せられる、他に行きようがない、つまり、これは「強制訓練」なのですね。

話を聞いて、大笑いしたのは言うまでもありません。


もうひとつ、強制訓練の話です。

犬の防衛訓練では、犬がヘルパーのそでに噛み付いて、何があっても離さない、しかし、止めろと言うコマンドですぐに離す、そんな光景を見ますが、この「噛み付き、離さない」という部分、意欲的に噛み付く様に訓練するのは、難しいことだそうです。

その意欲を引き出す方法というトレーニングビデオを見ました。ひも付きボールや引っぱりのタグを使って教えます。遊ぶ様にしてそれらに対する意欲を持たせ、集中力を養い、それから物を銜えて離さないことを教えていました。物を銜えた犬を、ハンドラ-が自分の側に立たせ、腕で固定しながら、反対の手で犬の身体を撫でながらの中で落ち着かせ、犬に銜え続けることを教えます、その後に「出せ」を教えるという方法でした。

このビデオのトレーナーが、犬に意欲的に「噛み付く」ことを教える方法として使われるらしい「テーブルトレーニング」という方法を批判していましたので、彼のホームページで、「テーブルトレーニング」を調べてみました。

90cm四方の腰までの高さのテーブルに、短かめのチェーンで犬を繋ぎ、その犬に対してスラップを繰り返すことにより、犬に袖に噛み付くことを教えるのだそうです。袖に噛み付けば、それ以上の犬に対する攻撃は止みます。

これもまた、身の安全という、生物にとって第一次的に反応する刺激を利用した方法です。犬は、袖に噛み付く以外にやりようがない。

この方法を批判するこのトレーナーには、「テーブルトレーニング」を使って犬を訓練している人たちから、逆に批判が集まります。「この方法で、意欲的な「噛み付き」を引き出せた。この間の競技会の一位の犬は、この方法でトレーニングされた犬だ、云々・・。」(アメリカの話です)

http://www.leerburg.com/

上記のwebsiteの筆者であるトレーナー、Ed Frawley は、一歩も引かず言い放っています。

テーブルトレーニングで引き出されるのは、意欲的な攻撃心ではなく、恐怖をさける為の攻撃心である。恐怖をさけることから引き出された行動を強化することによる訓練をうけた犬が、実際の場面で、意欲を持って働くだろうか? この方法で訓練した犬が、競技会でよい成績をとるかどうかは問題ではない。この方法は、道徳的に間違っている。

この人、「出せ」を教えるのに、犬に解らない様に脇腹の皮をつねったりするんです。犬に食い付いたダニのお尻にお線香の火を当てると、ダニが熱くて食い付いている口を開けて、ダニをとることができる、というのと似ていますね。これを、犬に対する虐待と呼ぶかどうか、私にはよく解りません。

でも、この「テーブルトレーニング」に関するやり取りを読んで、私は、なにか非常に感激してしまったのでした。
                             kuro

at 14:13コメント(0)トラックバック(0)トレーニング 
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