2005年06月

2005年06月06日 00:44

<犬かみつき>1歳女児、額9針縫う 九州わんわん王国で
http://www.excite.co.jp/News/society/20050605205000/20050606M40.086.html

次から次へとやってきては、「怖い~」とか、「カワイー」とかの奇声をあげながら、怪しげな動きを繰り返しては抱きついてくる、見知らぬ子供達の相手をさせられている犬達は気の毒です。

犬からしてみれば、自分のことをきちんとわかってくれている、寝食を共にしている飼い主の子供の相手をするのとは、わけが違う。

「親がわるい」とか、「犬がどうこう」とかいうことよりも、こういう「ふれあい」施設の存在の意義は、いったいなんなのでしょう?

ふれあいパレス・・・?「ふれ・あい」というからには、相互の意志のかよい「アイ」が必要でしょう?お客は、「ふれ・あい」を求めてきたとしても、触れられている犬が、その日、その時に、「ふれ・あい」を望んでいるかどうか、ちゃんと確かめているのかしら?
                            kuro

2005年06月04日 02:35

最近のアメリカのクリッカートレーナー達の大きな話題のひとつに、Cesar Millan と Oprah がある。カレン・プライアーのサイトに、この関連の記事が掲載されている。
http://www.clickertraining.com/home/


Oprah Winfrey のトークショー(?)は、みのもんたの番組と同じように、全国ネットのショーで、ここで紹介された人/物は、それ以後全国的に人気が出るらしい。しかも、この番組では、一度「犬」関連でCisar Millanを紹介したら、その後、「犬ならCesar」という形を取る事が多いそうだ。

Oprahが今回Cisar Millanを招待した。っという事は、アメリカ全土での犬のトレーニングのスタンダードが、Cesar の方法論になってしまう恐れがある、それは一大事、と、クリッカートレーナー達は心配している。

Cesarは、これより以前、もっとローカル局の一連の番組の中で、「問題家庭犬の再教育」を行ってきている。実は、この番組は、とても面白い。

あるエピソードで紹介されたピットブル。広いバックヤードを持つ家で、飼い主のママ、お姉ちゃん、妹と暮す。ピットブルは、ゴミ箱をあさり、お姉ちゃんの洋服を引っ張り、ベッドの上で妹とレスリングをしおもちゃを壊し、庭に穴を掘り、台所のクックトップにおいてある食べ物を勝手にいただく。

Cesarは、この子のお勉強し直しをやるのだが、その前に、2点興味深い事を述べていた。
「この犬は、退屈している。家族は皆どこかへ出かけて帰ってくるけど、この子は、お散歩にいっていない。上のお姉ちゃんに外出禁止令を出したら、お姉ちゃんは、きっとママにあれこれ文句をいったり煩わせたりするでしょう?犬も同じ。」
「ピットブルは、自分の体重の30倍の重さを引っ張る事ができる。」

クリッカートレーナー達が問題としているのは、このCisarの方法論が、今は古いといわれている「パックリーダー」理論を使い「飼い主がドミナントとなり、犬にサブミッシブな位置を教えることが必要で」チョークチェーンを使った「犬は飼い主よりも前へ出るべからず」という考え方だ、という点のようだ。

私の見たところ、実際には、Cesarが成功しているのは、そういった方法論とか、行動学的な理屈がどうとかいうことではなく、彼の経験から来る独自の才能によるもののような気がする。

だって、食べ物を食べている時には飼い主にすら噛みつく犬が、フードボールから食べ物を食べている最中に、他の人と話をしながら、静かに、その犬からその食べ物に対する所有権を奪ってしまう、なんてことをやってのけるのだ、この人は。あんな事、理屈じゃできないよ~。

しかし、クリッカートレーナー達は、心穏やかでない。Cesarの方法は、クリッカートレーナー、つまり、Positiveなトレーニング方法(時には、positive以外の方法は必要無しという人さえいる)とは相容れない事をするからだ。つまりは、punishの方法を使う。

punishとは、直前の行動の頻度を下げる刺激、だから、必ずしも犬が苦痛を感じるのではないのだけど、punishは、positiveな人達には嫌われている。(pure positiveなんて呼んだりするけど・・・)

Cesarはとてもトークが上手だ。メキシコラテン系の端正な顔、ちょっとスパニッシュ訛りの流暢な英語で、犬に必要なのは「1運動、2躾け、3愛情」であり、犬を「動物、犬、ブリード、個性」の順に考えるべき、犬を犬として扱え、と語る。

動物行動学者達は、「危険」な傾向だという。そもそも、パックリーダー思想、つまりサルのボスは自分の好き勝手できる、などという事自体が、間違った観察から引き出された事で、、、、とかなんとか。(サルの社会は、ボスを頭のピラミッド形のハイエラルキーを持つという考え方は、餌付けによる猿山の観察から引き出されたもので、自然界では、そういう形を取らないそうだ。)

pure positiveでは犬を訓練できないと考えている私の友人は、今、Cesar に夢中だ。彼は攻撃性を身につけた闘犬達を訓練し治し、殺される事から救い出し、穏やかな賢い犬達に変身させた、、、といって、賞賛の真っ最中。

クリッカートレーナとしては、仕事上もやりにくい、Cesarの方法論がアメリカ全土でのスタンダードになったら、生徒がいなくなるかも、などという切実な心配もあるようだ。そこで、カレン・プライアーの記事が登場した、というわけ。

さあ、これから、どうなるんでしょう、ねぇ~・・・?    

2005年06月03日 16:37

1・ハンドラーを見る
   ハンドラーを見ることをほめる。
   ご褒美は、どこか、ハンドラーから離れたところに、犬に見える様に置く。
   ご褒美ではなく、ハンドラーを見たら、その瞬間をマーク。
   マークする時に使うのは、A/エクス(ブリッジ) or B/クリック など
   ご褒美の前に必ず、マーク音 それからご褒美
     ボール、おもちゃ、遊ぶ、フード、
     褒め言葉、脇腹をくすぐる、ハンドラーからの思いっきりの笑顔 などなど

  *マークとご褒美の関係は、あらかじめ関係をつけておく
   音をだし、ご褒美  3回ほど繰り替えして、犬の反応を見る
   この関係をつけるには、まず、犬が一番喜ぶご褒美を使い、マーク音自体に、
   よい条件付けをする。
   フリースタイルの為には、基本としては、手にご褒美を持たない方がよい。
   
2・ポジションにつく
   1)左 脚側位置
   2)右 脚側位置
   3)フロント (犬と向い合せ)
     この3種類のポジションは、犬がハンドラーを見ることのできるポジション
   マークしてご褒美は同じ
   ご褒美は、ランダムに

3・見ることをポジションを組み合わせる 
   ポジションは、犬の方とハンドラーの足が並ぶ
   (私は)ここで、ポジション命名   ポジションに呼ぶ(次の段階)に必要

4・ポジションに呼ぶ 
   正しい位置に来てハンドラーを見る
 

こうして、ポジションを覚え、ポジションに来ることができる様になったら、次は、ヒールワーク、つまり、ポジションを維持する練習に移ります。   kuro

[リズミックポー] トレーニングDVD by Dr Attila
フリースタイルの様々なポジション、
ステップやムーブの教え方を解説。
日本語版は、UKドッグアカデミーへ。
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