2005年07月

2005年07月21日 14:03

ケーナインフリースタイルの、アメリカベースのメーリングリストで、ちょっと興味深い話題がありました。

犬と踊るということで、まずは、なにか、音楽を選ばないといけないのですが、その時に、マイケル・ジャクソンの曲を使うかどうか、という質問です。最初、この質問の意味が、私には良く解りませんでした。

やり取りが進むうち、一月ほど前に判決の出た、彼の子供に対する性的虐待事件ゆえの質問だと解りました。マイケル・ジャクソンの裁判は、彼は無罪、でした。

しかし、彼の曲を使うことの是非については、いろいろな意見が出されました。

絶対に使わないという人。子供がオーディエンスの中にいる可能性が高い場合は止めるという人。使うことに反対する意見の表明が、はやかったです。

反面、才能から生まれたものとその才能の持ち主の行状は区別するべきという人もいました。J F ケネディは、不倫やその他諸々の良くない行いが有ったにもかかわらず、いまだに、20世紀の the Best 大統領とよばれている、などということも述べられたりして、なかなか面白いです。

この質問が発せられるということ自体、アメリカの人々の気持ちの中では、マイケル・ジャクソンは、限り無くグレーということなのかもしれないですね。

この裁判は、たとえ勝ったとしても、マイケル・ジャクソンにとっては大きなダメージとなるだろう、といわれていたのは、アメリカの人々のこういう心情が有る、ということだったのですね。不倫行為やドラッグや、反対意見の根強いアメリカでの妊娠中絶よりも、子供に対する性的虐待という、事件の内容の持つ意味が大きいということでしょう。

ちなみに、永村正子さんは、マイケル・ジャクソンのBADに載せた素晴らしいフリースタイルを2003年に発表しました。アティラ・スクカレク氏は、これを、世界でもトップクラスの演技と評しました。アメリカのビデオ競技会でも、高い評価を受けています。



ところで、話題はさらにフリースタイルから外れますが、日本のテレビでは、自分より弱い人間に対して暴行事件を起こした芸能人が、ゴールデンタイムの番組に主要な出演者として結構頻繁に登場しているようです。罪を認め、罰金刑を受けそれを支払って、もう既につぐなったということなのでしょう。

でも、個人的には、その顔を見たら楽しめないので、テレビを消すかチャンネルを変えます。過失による交通事故やドラッグに手を出したということとは違い、こういう暴行事件の当事者が語るジョークは笑えません。
                             kuro


2005年07月08日 16:07

前の犬のダッシュもそうだったのですが、お気楽妹犬ダダは食べ物をよく噛んで食べます。

ドライフードを食べる時も、手作りごはんを食べる時も、ダダは、かぶりつく、という感じで食べ物を口に入れます。ですから、ダダが慎重になるのは、噛み心地の違う食べ物を与えた時です。ドライフードの新しい袋を開けた時等、時には、フードひと粒ひと粒をいちいち噛んで食べるので、ものすごく時間がかかることもあります。

それにくらべると、ディヴォは基本的に丸呑みです。しかも、彼は、歯を使ってかぶりつくのではなく、舌ですくって、そして丸呑みするのです。

仕事中、時々クッキーをオヤツに与えるのですが、そんな時にも、ダダは、カリカリとおいしそうな音をたてて食べます。ディヴォは、かなりの大きさのクッキーでも、ほとんど丸呑みです。

与える身としては、ダダの様に、おいしそうな音をたてて食べてほしい。それに、大きなママの丸呑みは、咽にもひっかかりそうだし・・・。

そんな彼に、「ディーちゃん、よくカミカミして食べなさいよ。」というと、なんと、カリカリ、っと音をたてて噛んで食べるのです。噛めないわけじゃ、ないってことか。

っで、ちゃんと彼は、カミカミという言葉が、彼のどういう動作を示していることなのか、解っているのですねぇ。もちろん、教えたわけではないのですが、日常生活の中で、勝手に覚えちゃったんでしょうね。

ディヴォは、人の「言葉」がどういう役割をしているかということを、我が家に来た、ほんの12週の子犬の時からよく知っている犬ではあったのですが・・・。でも、ん~・・・なんかねぇ、、、、

いつも思うのですが、ダダは、どこでも生きていけるだろうなぁ~、でも、ディヴォは、あぶない、っというか、あやうい、というか。


  今書いていて気がついたのですが、何かを教える/覚える時も、ディヴォとダダは、
  この食べる時と同じ様な違いを示します。

  ディヴォは私が教えようとすることを、そのまま丸呑みして覚えます。全体像を示
  してやると、そのまま理解します。でも、ダダは、新しいことを受け入れるには、
  それなりの手順が必要です。ひとつひとつを噛みながら覚えるので、こちらも、ひ
  とつひとつを噛める大きさで教えるわけなのです。
                            kuro

2005年07月05日 18:43

私がディヴォと暮し始め、先住犬では特に必要性も感じなかったトレーニングを始めた頃、見せていただいた訓練でのコマンドは、「アトヘ」「マテ」「スワレ」「フセ」等等。もっと正確には、「マティッ」「スワレィッ」「フセィッ」といった感じの命令口調。

日常生活では、「マティッ」なんて言えないよねぇ~、、、ということで、なるべく日常会話の中に違和感の無い様な抑揚のコマンドを教えることにしました。

日常生活で、犬に待ってほしい時は、、、
「ちょっと、ディーちゃん、まってよぉ。」  とか、
「ゴミだしてくるから、ここでまっててね。」  とか、、、

ということで、うちでは「マッテ」をコマンドにしました。

これは、ダダ相手には、思わぬ混乱を引き起こしました。

ダダは、2才になっても、「モッテコイ」のコマンドを覚えてくれませんでした。

ボールを追い掛けるダダに「ダーチャン、モッテコイ」というと、その場に止まってしまい、ものすごく困った顔をするのです。もう一度彼女に「モッテコイ」というと、ボールには見向きもせず、でも、どうしようかなぁ~という困惑した足取りで、こちらへ来るのです。

「モッテコイ」といわなければ、嬉しそうに持ってきます。

ある日、気がつきました。彼女は「モッテ」と「マッテ」を混同していたのです。私は、この2つの言葉を、とても似ている抑揚をつけていっていました。言葉の始めにアクセントがある言い方です。

遠隔で聞く「モッテコイ」を、彼女は「マッテ」と「コイ」と勘違いして・・・・そう、困ったでしょうねぇ~。ごめんねぇ~、ダーちゃん。

そこで、ボールを前に、3分ほど、「モッテ」と「マッテ」の集中練習をしました。

違いが明確になり、混乱の晴れた彼女は、それからは、自身を持って、「モッテコイ」をする様になりました。
                             kuro

練習会のお知らせです。
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みんなで集まってフリースタイルの練習をしましょうという趣旨です。
どなたでも参加できます、ふるってお申込み下さい。
参加ご希望の方は、メールにてご連絡下さい。

日時   7月24日(日)9:00~16:30
場所   神奈川県産業会館(横浜市瀬谷区卸本町4279-4)
     http://www.mapion.co.jp/c/f

料金   1ペア \3,000   見学 \1,000

プログラム 
 9:00~11:30 ビギナークラス(10ペア)  初心者の方対象
  特に今までレッスンの経験のない方は9:00までにはお入り下さい。
  少し経験のある方は、スターターの方へのご説明に30分ほどお時間を下さい。

13:30~16:30 アドバンスクラス(10ペア)
  今回は、時間を区切って2~3名で自由に練習をして頂きます。
  使用したい音源(CD・MD・テープ)があれば、ご持参下さい。
  練習方法等、ご質問には、出来る範囲でお答え致します。

又、今後の練習方法などの、アイディア・課題・ご希望などいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

申込み先・
ai.dog.s@vesta.ocn.ne.jp  

当日マットを敷きますので午前組の方は準備を
午後組の方は撤収をお手伝い下さい。

パーキングはありますが、当日大きなイベントが重なると不足する可能性があります。
その場合有料となるかも知れませんがご了承下さい。

幹事・幸松http://www9.ocn.ne.jp/~ai.dog.s/
   畔柳http://caninefreestyle.jp/





2005年07月03日 00:59

ヒールワークにおけるステップの練習

[トロット]を練習する。

ヒールワークをする時の、犬のステップの基本。
ゆっくりヒールワークを始め、少しずつ速度をあげ、犬のステップが、トロットになったところをマークしてコマンドを教え、その速度を維持できるハンドラーの速度(ステップ)を覚える。

特に体の大きな犬では、ハンドラーが意識的に速度を上げて動くようにしないと、(服従訓練の経験が長い場合、特に)犬がペーシングとなってしまう事が多い。

  ペーシング(側体歩)
  犬の右前足と右後足が同時に前後に動く歩き方。人のナンバハシリと同じ歩き方。
  どちらかというと、犬が気持ち的に一歩ひいているように見えてしまい、楽しさや、
  犬の作業に対する熱意が、見ているものに伝わりにくい。

犬が気持ち良くトロットする速度で動いて「トロット」のコマンドを教える。

犬種、あるいは、それぞれの犬の個性によって、自然に前足を高く上げた形のトロットを見せる。前足が高くあがったトロットは、犬の体の動きのしなやかさと強靱さを表現すると共に、作業意欲・熱意を感じさせる動きなので、この、前足を高くあげるトロットを見せるいぬでは、その動きを大切にしたい。


ヒールワークを、犬がポジションと維持する力と考えると、バックやサイドステップの動きは、ヒールワークから教える事ができる。

つまり、ハンドラーが、ヒールワークのコマンドを出しながらバックすれば犬はバックし、横方法に動けば犬も横方向に動く。

そのとき・・・
1・犬が後ろ足を意識する動きを練習。
    左脚側で、ハンドラーは位置を動かず、左方向へ向きを変える。
    右脚側で、ハンドラーは位置を動かず、右方向へ向きを変える。

2・バックやサイドステップを、ヒールワークを使っていぬに教える場合、
  ハンドラーが先行し、犬をその位置に呼ぶという形で教えると、何を
  練習しているのかが、いぬにとっては、よりわかりやすい。

3・脚側だけでなく、フロントポジションでも、トロット、サイドステッ
  プ、バックステップを練習する。フリースタイルでは、フロントポジ
  ションを維持しながら、犬とハンドラーが一体となって動く事も、又、
  ヒールワークと呼ぶ。
                                kuro



[リズミックポー] トレーニングDVD by Dr Attila
フリースタイルの様々なポジション、
ステップやムーブの教え方を解説。
日本語版は、UKドッグアカデミーへ。
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