2006年09月

2006年09月26日

2f4ce1ed.jpg
Dono's dad at work

ボーダーコリーは、羊を追う犬として選択繁殖されたお仕事犬です。では、どこが、そのお仕事犬としての特性かと考えると、やはり、目標物にたいして「見るEYE」「忍び寄るSTALK」「追い掛けるCHASE」という行動が、異様なまでに強化され刷り込まれている、その行動特性といえるでしょう。

この行動は、「つっつき噛みGRAB BITE」「殺戮KILL BITE」と続くわけで、つまりは、これは、獲物を捕る行動パターンの一部なのですね。

ボーダーコリーは、この「つっつき噛GRAB BITE」までは、お仕事犬としても、ある程度許容範囲なので(頑固な羊には噛みつく、らしい)すが、最後の「殺戮KILL BITE」は、お仕事犬として失格です。だから、この「つっつき噛GRAB BITE」までで、羊飼いは、犬の行動を止めている/管理していると思います。

管理しているからこそ、捕食行動を、羊を追う(人の役にたつ)行動へと昇華できた、それがボーダーコリーということでしょう。

では、家庭犬としてはどうなのでしょう?

私としては、「追い掛けるCHASE」から「つっつき噛GRAB BITE」ヘ移行する一線を越える前に管理したいと思っていますが、それ以前の一連の行動は、著しい弊害がない限り、好きにさせたいと思っています。

だって、彼等の「見るEYE」「忍び寄るSTALK」「追い掛けるCHASE」の行動は、見ていて惚れ惚れする程美しいし、その段階で、彼等の行動を「管理」できれば、ぜひ、彼等には、その行動をして欲しい。その行動を見る事は、ボーダーコリーと暮す上での楽しみです。


私は彼等が何かに「EYE」したら、「EYE」から引き剥がして私にアテンションをとらせることはしません。(刷り込まれら習性には内なる報酬があるので、私は勝てません。)

「EYE」したまま伏せさせると、忍び寄りません。「忍び寄るSTALK」をし始めたら、その途中で伏せをさせると追い掛ける行動には出ません。。「追い掛けるCHASE」し始めたら、つっつき噛みをする一線をこえる前に伏せをさせれば、噛みつきません。


彼等の「EYE」から始まる一連の行動による「問題行動」を管理するには、「EYE」の時の彼等の行動の形をこちらの都合にあわせて規制する、つまり、これが管理だと思うのです。


「EYEしないように管理する」ことは所詮不可能です。「EYEしないように管理する」考え方の弱点は、「EYEしてしまった時」にはどうする?については解決されないという点です。そして、ボーダーコリーは、「EYE」するのです。それが嫌なら、ボーダーコリーじゃない犬種と暮すことを選んだほうがいい・・・っといったら、言い過ぎですか?

結果としては、それは、「EYEした時の犬の管理を放棄すること」になると思うのです。
                                  kuro



続きを読む

at 13:39コメント(3)トラックバック(0)ボーダーコリー 

2006年09月21日

HTM/フリースタイルをやっているイギリスの高校生が、友人から、そんな事を犬にやらせてサーカスの犬みたいで可哀想、とか、変人あついかい(笑われる)される事について、メーリングリスト dancingwithdogs に、Justifying HTM (フリースタイルの正当性)というタイトルで、正当性はどこにあるのだろうと言う疑問を投げかける投稿していました。

何人もの人が、それにお返事をしていましたが、以下は、このメーリングリストの管理人 Ann DeRizzio さんのお返事の訳文(拙訳)です。転載の許可を Ann からもらいました。

Ann は、イギリスのHTM/フリースタイル競技会では審査員を勤めると共に、何度もコベントリー競技会に参加している上級レベルの競技者でもあります。また、フリースタイルをKC公認のドッグスポーツとして完成してゆく為に、競技ルールを整備する為に結成された作業チームの一員でもあります。
                                 kuro

****************************************


フリースタイルの正当性はどこにあるか?そんな事、アジリティやドッグショーが正当だという理由付けを探すのと同じで、その必要がどこにある?というのが私の気持ちです。

犬の生活をより豊かにする活動は、いいことだと私は思う。良質な食事、十分な運動、しかもよくトレーニングされた犬、HTM/フリースタイルをやっている犬達とはそんな犬達です。

私の知っている問題行動を持つ犬の多くの場合、精神的な刺激がほとんどなくて、自分の世界に入り込んでしまっているような気がします。それにたいして、よくトレーニングされているという事は、精神的にも活発でいるという事で、そんな犬達は幸せだと言ってよいと思うのです。

HTM/フリースタイルに限らず、ドッグスポーツで私達がやっている事は、犬に自然に備わっている能力を強化して、その能力を、犬が人と一緒に遊ぶのが好きという習性とつなぎ合わせる事です。

それをサーカスの芸と表現する人もいるのでしょう。

でも、私達の犬達はペットであって芸犬ではないのです。私達は、ほめる事を基本としたトレーニングをして、スポーツをやっているのです。

私達の犬達は、社会の中で暮している犬達で、もし、犬達が嫌がりながらやっているとしたら、それは、すぐに、世間の人々に解る事です。

こういう話って、HTM/フリースタイルで、犬が踊らされていると思う人がいるからでてくる議論ではないかと思うのですが、その点について、私達は、「犬は踊っていない」と言う事を、強調して人々に分かってもらう必要があるのではないかと、私は思っています。

ハンドラーである私達は、そう、ある意味踊っているのですが、「犬は踊っていない」のです。

HTM/フリースタイルで使うある種のムーブは、確かにサーカスを思い起こさせる部分があるかもしれない。

でも私達の犬達は、公園で自由に走り回ったり、海で泳いだりソファーでくつろいだりしているけれど、同じ事をしているサーカスの犬を私は知りません。私達の犬と、檻に入れられ、国中を連れまわされて、来る日も来る日も演技を指示され続ける犬達との違いは、そこにあると思います。

そして私達の犬達は、たまには競技に出たり、デモをやったりするけれど、でも、ほとんどの場合、活動場所は、自分の家や近所の公園や、ドッグクラブでしょう。

私達を変に思う人達もいるでしょう。中年の女達が、ライオンキングの扮装をしたりシバの女王の格好したりして犬と一緒に跳ね回っているのを見たら、それは確かに、変でおかしいかもしれない。重要なのは、私達は、自分で自分を笑う事ができる事。

HTM/フリースタイルのルーティーンを作り上げる為には、時間を費やし、犬とハンドラーの努力と、そしてそこにうまれる共同作業が必要なのですが、見る人によっては、そのことが、おもしろおかしいのかもしれません。でも、見る人によっては、そこに芸術性を見い出すことができるのです。

私が犬と何をやっているかを説明すると、人によっては吹き出す人もいます。そうしたら、私は単に、「そう、冗談みたいに聞こえるでしょう?」と言う事にしています。
                         by Ann DeRizzio (UK)






at 17:11コメント(3)トラックバック(0)フリースタイル 

2006年09月19日

お休み中に、ちびDonoの妹(もしかしたら姉)、プリンセスOribe が遊びに来てくれました。階段だらけで、ドアもない自宅ではなく、事務所にお迎えしました。

2頭のちびは、会ったとたんに転がり始め、若干大きめのうちのちびのよだれで、プリンセスの耳、首はあっという間にシャワーをあびたような状態。あまりの騒ぎに引き離そうとしても、互いに対する執着が強いので、最後は、事務所の玄関部分に2頭で幽閉。玄関マットと観葉植物に、2頭で喧嘩を売っていました。

興奮の度合いがかなり高くなったところで強制分離、別々の場所にハウスをさせると、あっというまに2頭ともぐっすり。

なんとも健康な騒ぎでした。

帰る支度をしても、起きてきた2頭の子犬はじゃれあって・・・。

しかし、暗いお外を帰ってゆくプリンセスOribe 達を見送っていた Dono とDada に、「さあ」っと声をかけると、ちびはお姉ちゃんとシンクロして振り返り、開いたドアからさっと中に入りました。

Oribe は彼女の家族とお家に帰り、僕は、ぼくんちにお姉ちゃんと一緒に入ります。

Dono と Oribe 、別々の生活を始めて、一月が経ちました。
                                kuro

2f390672.jpg

ぼくんちのぼくの場所、姉ちゃんにとられました。

at 10:45コメント(2)トラックバック(0)my dogs 

2006年09月15日

動物奇想天外で、近いうちに、イギリスでのHTMのショー(イギリスでは、犬の競技会をCompetitionではなくShowと表現するようですね。)の模様が放映されます。

動物奇想天外に出演しているイノウエワカさんが、マリー・レイさんのボーダーコリー Tazと演技する、ということだそうです。

マリ-・レイさんと夫のデイブ・レイさんは、取材の申し込みに、犬を笑い者にするのではなく、フリースタイルを真面目なトレーニングとして扱うと言う条件でこの取材を受ける事にし、競技主催者にも協力を求めたそうです。

競技会の最後に、審査対象外として、競技者の了解を得てイノウエさんとTaz が演技したそうです。

マリー・レイさんと一緒にイノウエさんがTazと練習したのは、僅かな時間だったそうで、しかも、彼女がOKと言うくせがあったので、OKはおしまいの意味として理解しているTaz はちょっと混乱したそうです。

主催者の Erica は、イノウエさんに、外国からよく来ました特別賞として、リボンを贈呈したそうです。犬の競技に参加している方達、よく御存知の、あのリボンです。

イギリスの競技参加者は、このイノウエさんが競技に参加していない事はよく分かっていたけど、あの様子だと、日本のテレビの視聴者は、彼女が競技に参加してリボンをゲットしたと錯覚するかもしれないと、競技会の主催者の Erica は言っていました。

あるいは、番組制作側が、そういうふうに装うかも・・・。

私としては、イギリスでの競技会の様子が見られそうで、楽しみです。
        kuro
84de1198.jpg
今日のDadaとDonoの距離

at 11:18コメント(4)トラックバック(0)フリースタイル 

2006年09月11日

子犬の行動を見ていると、対処で生きているなぁ~って思います。実によく動き回るのですが、そこに取り立てて計画性とか、方向性とかはあまり無い。

目の前にある物に、一番快適な方向で行動する。

出かける時、玄関へ出ると、大人の犬は、これから出かける事にたいして、方向性・統一性のある行動をします。首輪をつけたら、ヒトが靴をはいたら、ドアが開いたら、外へでたら、そこに起こる行動には、一貫性があります。

けれど、子犬は、今日はここに新聞がおいてあったり、昨日落としたままのぬいぐるみがあったりすれば、それに応じて行動をします。現状に対処する。

それを見越して準備をすれば、様々な問題は回避できるのに、なかなか、こちらの頭が廻りません。それを数回繰り返すと、こんどは、場所の状況から思い出すのか、さっきあったぬいぐるみを探したり、あちらの部屋から漂ってきた良いにおいを「探し」に出かけてゆきます。

快適な対処を繰り返しながら、つるつるだった脳みそに、少しづつしわが増えていくのでしょう。
                        kuro

at 15:44コメント(0)トラックバック(0) 
[リズミックポー] トレーニングDVD by Dr Attila
フリースタイルの様々なポジション、
ステップやムーブの教え方を解説。
日本語版は、UKドッグアカデミーへ。
最新コメント
最新トラックバック
順番方式 (dance with Dono)
順番
順番 (クリままの独り言)
順番
訓練所の話 (クリままの独り言)
10年程前
ボクもですか? (クリスの回顧録~そして今)
Paw To Nose 2
post man 2 (犬と踊るBLOG)
post man
ダンスの話。 (クリスの回顧録~そして今)
ポジション変化
月別アーカイブ
記事検索
  • ライブドアブログ