2005年08月12日 17:51
ターゲットの教え方
まず、この練習の前条件として、アイコンタクトしている時のご褒美が出てくる(ご褒美をじっと見つめていてもダメよ、と言うこと)こと。
次に、「よくできました」の意味を持ちしかもご褒美に繋がる言葉「ソウ」「イエス」などの条件付けをすること。BnTでは、これをターミナルブリッジと呼んでいます。
そして、犬達に状態/完了に近付きつつあるけど、まだ終わっていないを示す、小刻みに連続した「ソゥソゥソゥソゥ・・・・・」を練習。私は、この方法をうちの犬達に状態を教えるために使っていました。この言葉での誘導に、うちの犬達はよく反応し、こちらの意図をよく理解してくれました。BnTでは、これを、インターミディエイトブリッジと呼んでいます。
維持している状態や、完成に近付いている行動を、一瞬一瞬に分解し、その小さいひとつひとつを、小さい「ソゥ」で褒めている状態、という考え方です。
アイコンタクトしている犬の目の前3~5センチくらいのところに、さっと指先を出して「これ」とか「タッチ」とかの言葉をいうと、犬は、集性的に、「これはナンジャイな?」って感じで、鼻先をその手に近付けます。
実際に犬の鼻先と、ハンドラーの指先がさわったところで、「ソウ」とか「イエス」とかの言葉を言い、ご褒美。これで、ターゲットすることをまず犬に教え、経験してもらいます。
そして、タッチができる様になったら、タッチしている状態を教えるため、一瞬以上の時をタッチできたら、その間は「ソゥソゥソゥソゥ・・・・」を言い続け、よくできましたの意味で大きく「ソゥ」、ご褒美。
その次は、タッチしようとしている状態を「ソゥソゥソゥソゥ・・・・」で誘導し、動作の完成地点まで引っ張り、大きく「ソゥ」、ご褒美。
これは、BnTのKayce Coverさんの提唱する方法です。このターゲットの教え方は、もしかしたら、他のターゲットの教え方と少し違うかもしれません。
私が、この教えかたで面白いなと思ったのは、ハンドラーの指先と犬の鼻先は、互いに近付きあって真ん中でさわるという点です。
Kayceは、ハンドラーからの働きかけを積極的に行い、そこに、動物も反応する、作用反作用の様な考え方です。Kayceは、彼女の方法を、2方向コミュニケーションを可能にすると言っていますが、そのベースとなるターゲットの教え方に、既に、2方向、の考え方が織り込まれていて、とても興味深いです。
kuro
次に、「よくできました」の意味を持ちしかもご褒美に繋がる言葉「ソウ」「イエス」などの条件付けをすること。BnTでは、これをターミナルブリッジと呼んでいます。
そして、犬達に状態/完了に近付きつつあるけど、まだ終わっていないを示す、小刻みに連続した「ソゥソゥソゥソゥ・・・・・」を練習。私は、この方法をうちの犬達に状態を教えるために使っていました。この言葉での誘導に、うちの犬達はよく反応し、こちらの意図をよく理解してくれました。BnTでは、これを、インターミディエイトブリッジと呼んでいます。
維持している状態や、完成に近付いている行動を、一瞬一瞬に分解し、その小さいひとつひとつを、小さい「ソゥ」で褒めている状態、という考え方です。
アイコンタクトしている犬の目の前3~5センチくらいのところに、さっと指先を出して「これ」とか「タッチ」とかの言葉をいうと、犬は、集性的に、「これはナンジャイな?」って感じで、鼻先をその手に近付けます。
実際に犬の鼻先と、ハンドラーの指先がさわったところで、「ソウ」とか「イエス」とかの言葉を言い、ご褒美。これで、ターゲットすることをまず犬に教え、経験してもらいます。
そして、タッチができる様になったら、タッチしている状態を教えるため、一瞬以上の時をタッチできたら、その間は「ソゥソゥソゥソゥ・・・・」を言い続け、よくできましたの意味で大きく「ソゥ」、ご褒美。
その次は、タッチしようとしている状態を「ソゥソゥソゥソゥ・・・・」で誘導し、動作の完成地点まで引っ張り、大きく「ソゥ」、ご褒美。
これは、BnTのKayce Coverさんの提唱する方法です。このターゲットの教え方は、もしかしたら、他のターゲットの教え方と少し違うかもしれません。
私が、この教えかたで面白いなと思ったのは、ハンドラーの指先と犬の鼻先は、互いに近付きあって真ん中でさわるという点です。
Kayceは、ハンドラーからの働きかけを積極的に行い、そこに、動物も反応する、作用反作用の様な考え方です。Kayceは、彼女の方法を、2方向コミュニケーションを可能にすると言っていますが、そのベースとなるターゲットの教え方に、既に、2方向、の考え方が織り込まれていて、とても興味深いです。
kuro
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1. SATSでやってみたいこと [ 空と海と太陽と ] 2005年08月19日 00:20
問題犬改善セミナーでせっかくブリッジ&ターゲット
(エクスエクスエクスエクス・・エーックス!というやつ)
の紹介をうけたので、なんとかものにして活用レベルにしたいものである。
素人の怖いもの知らずで、いろいろ質問をしたせいか、
帰りがけに、講師の方に...
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2. Posted by kuro 2005年08月22日 18:30
coolkiteさん、こんにちは。
ワンワン吠えるのは、吠える事自体が楽しくなってしまうタイプのことなので(self rewarding)、本当に難しいです。
今は、「吠える」という事はないのですが、又くぐりとか、遠隔でのスピン、サイドジャンプなど、ダダが得意とするmovesでは、「思わず声がでてしまう」ことがあるし、「ヒャン」とか「フワン」とかの声がもれでてきたりします。
これを放っておくと、どんどんエスカレートしてしまい、今までの苦労が・・・っという事になりそうなので、こまめに「声を出す事は、歓迎されない」という事を、思い出してもらっています。・・・でも、敵は手強い、です。
特別な環境での困った事は、その同じ環境で、いろいろな人や犬に助けてもらわないと解決できない場合がが多いです。
では~。
ワンワン吠えるのは、吠える事自体が楽しくなってしまうタイプのことなので(self rewarding)、本当に難しいです。
今は、「吠える」という事はないのですが、又くぐりとか、遠隔でのスピン、サイドジャンプなど、ダダが得意とするmovesでは、「思わず声がでてしまう」ことがあるし、「ヒャン」とか「フワン」とかの声がもれでてきたりします。
これを放っておくと、どんどんエスカレートしてしまい、今までの苦労が・・・っという事になりそうなので、こまめに「声を出す事は、歓迎されない」という事を、思い出してもらっています。・・・でも、敵は手強い、です。
特別な環境での困った事は、その同じ環境で、いろいろな人や犬に助けてもらわないと解決できない場合がが多いです。
では~。
1. Posted by coolkite 2005年08月19日 00:29
SATSの資料のご紹介ありがとうございます。
拙BLOGよりトラバさせていただきました。
こちらは以前よりときどき訪問させていただいておりました。とくに、大勢の人の前だと犬がワンワン吠えてしまうという癖をお客さんの協力を得て修正した、という記事がとても印象に残っております。今後ともいろいろ教えてください。どうぞよろしくお願いいたします。
ではでは。
拙BLOGよりトラバさせていただきました。
こちらは以前よりときどき訪問させていただいておりました。とくに、大勢の人の前だと犬がワンワン吠えてしまうという癖をお客さんの協力を得て修正した、という記事がとても印象に残っております。今後ともいろいろ教えてください。どうぞよろしくお願いいたします。
ではでは。
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