2007年10月13日 12:06

許可制

犬と暮すには、平面で暮したいと思います。つまり、平屋で、庭があって(できれば広大な)、日常的に階段の上り下りをしないで暮したい。しかし、現実は、犬達は、屋内の階段を毎日上り下りして暮しています。

そこで、我が家には、階段の決まり事があります。

順番に、ゆっくりと、しかも、許可のある時のみ上り下りができる、という事になっています。住宅内の階段は傾斜が急だし、複数の犬達が先を争って上ったり降りたりするのは危険だから、というのがその一番の理由なのです。

子犬の頃は、階段口にサークルの策を置いたりしましたが、今は、とりあえず、物理的な遮蔽物はないのですが、犬達は、許可が出るのを待ってから、上り下り、と私は決めています。

この習慣は、近くの公園の階段でも同じです。階段ののぼり口、降り口では、とりあえず「マテ」。待つ事は、別に嫌な事ではないので、最近は、ちびドノも私の許可を待っています。

今日、公園で、ちょっとしたハプニングがあって、我が家の犬達の仲良し君が、公園出口の階段の方に行ってしまったそうです。でも、彼は、ちゃんと、階段のところで止まって、飼い主を待っていたそうです。「いつもダーちゃん達が止まっているから、うちのボクもまねして止まったみたい。」

もし、そうだとしたら、うれしいです。

ある事を禁止事項とするのと、それを許可制にするのは表裏一体。同じ事を犬に指示している場合が多い。勝手な上り下りを禁止するのと、上り下りを許可制にする事は、基本が同じです。

でも、禁止すると思って行動するより、許可制にすると思って行動するのでは、こちらの気持ちの持ち方が違うし、その違いは、犬に伝わる様な気がします。

そして、基本的に禁止している事の例外を認める場合は、禁止事項というカテゴリーを解除して、許可制という考え方に移行すると、犬に、よけいな不安を感じさせないですむかもしれません。
                                 kuro

昔ダッシュ1頭だった時は、人を信じていなかった彼に、人間もそんなに危険な奴らではないと思ってほしかったので、ソファーに積極的にのせました。人と犬が、同じレベルで接触できるように。

でも、ディヴォが来て、あまりにも土を家の中に持ち込むのと、新しく布製の白いソファーを買ったという人間側の勝手な理由から、ソファーにはあまりのってほしくなくなりました。そこで、許可制にしました。許可するときには、犬用の敷き物をソファーの上に置きました。

何の問題もなく、移行できました。

トラックバックURL

コメント一覧

2. Posted by kuro   2007年10月16日 10:47
日本の住宅の中の階段は、法律的には、ものすごく急なものまで認められているのですよね。
おそらく、京都の町家などの伝統的な日本家屋の階段が急だから、法律がそうなっているのだと思うけど。
アジリティのAフレームより、住宅の階段の方が、急。
犬は、まっ逆さまになって降りてくる感じ。だから、許可を待って、ゆっくり、順番は、特に複数犬がいる場合は必至ですね~。
1. Posted by クリまま   2007年10月15日 10:47
>ある事を禁止事項とするのと、それを許可制にするのは表裏一体。
言われてみれば、そうですね。
我が家も外から帰ってくれば、足を拭き終わっても
「良し」と言われなければ勝手に上がれず、
降りるときも、「オフ」と言われなければ勝手に降りることはできません。
(基本的には)
そうしないと、狭い階段で人と犬達がぐちゃぐちゃになって
中には足を踏み外す人(犬)が出てしまいます。
ベッドも然り。
犬用のカバーをかけないうちはみんなベッドの横で待っています。
かけたらOKという意味なんです。
たまに図々しい男の子だけが、
「ママがソファに乗っているときは、ボクが隣にいてもいいんだよね。」と
勝手に解釈しているときがありますが・・・。

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

[リズミックポー] トレーニングDVD by Dr Attila
フリースタイルの様々なポジション、
ステップやムーブの教え方を解説。
日本語版は、UKドッグアカデミーへ。
最新コメント
月別アーカイブ
記事検索
  • ライブドアブログ