2008年11月28日 19:26

競技会雑感2

今回の競技会、正直に言って、私が審査員をしていたチャレンジクラス以外は、ほとんどじっくり見る事ができませんでした。

お弁当の数とか、採点表の数が足りないとか、ご挨拶をしないといけない方とか、時間内に間に合うのだろうかとか、車の中に入れっぱなしの犬達はどうしているだろうかとか・・・・。

そう、大変と言えば大変なのですが、幸い、WanStep2Moveは、フリースタイルをやりたい人達の集まりなので、スタッフは、この大変な仕事に、皆、率先して携わってくれました。

競技会をやりたい、なんとか成功させたい、なんとか、参加者の方が皆、力を出し切れますように、その一心でした。

主催するからには、当たり前の事なのですよね。

なのに、皆様からいただいたねぎらいの言葉、本当に嬉しい事でした。

Kath と Karen は、こんな競技会を1年に2回、過去数年にわたって開催しているそうです。

その経験の中で、年々参加者は増え(最近では2日開催で200エントリー以上)、審査員の数だけでも、全部で16人以上になるそうです。

来年は3回開催するとか。

彼女達の悩みも、私たちの悩みと同じ、会場の確保が一番の問題。そして、会場の床が、やはり問題だそうです。

3回も開催するですって?(あなたたち、どうかしてるんじゃないの?)、、、、と言うと、ゲラゲラと笑いながら、「ある会場をただで借りられるので、逃したくない。」のだそうです。「でもね、床が滑るので、どうにかしないといけない。カーペットを敷いてちょうだいって言ったら800ポンドかかるって言われたのよ。高過ぎよ。」

会場へ向かう車の中、その会場に敷くカーペットをどう調達するか、そこに彼女達は悩んでいるというのでした。どこかで安い中古を買おうと思っていると。

「あら、私たちも同じよ。今回は中古を買ったのよ。今日、それを敷くの。でもね、終わった後、この中古のカーペットをどうするか、まだ決めていないのよ。とっておく場所もないし、、、、運ぶのにもお金がかかるし。」と私が言うと、

「あら、じゃあそのカーペット、私たちがイギリスに持って帰るわよ、スーツケースに入れて。」と Kath 。「売ってあげても良いけど、安くはないかもよ。」と私。

楽しいジョークです。主催をするという事から生まれた共通する悩み。この有名人が、近くに思えた瞬間です。


仕事は大変だったし、競技参加という点では、皆、満点ではなかったけれど、でも、それでも、終わってから、スタッフは、皆楽しかったと思う事ができました。

フリースタイルが楽しい。フリースタイルの集まりが楽しい。


KathもKarenも、長い事、服従訓練競技をやってきたそうです。

でも、その長い経験の中、友ができた事を多くはなかった。フリースタイルを初めて7年、突然、世界中に友達ができた、ねえ、素晴らしいと思わない?

全てのイベントが終わった次の日の、ゆったりとした昼食の席での、彼女の言葉でした。

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