2009年08月21日 14:01

あかちゃん

私も旭山動物園には行ってみたいと思っている。

しかし、動物園に対する疑問はいつも持っている。

学生の頃、上野動物園の○○猿を見るのが、結構楽しかった。何やら、変わった猿。大きな檻の中に一人でいた。

私たち人間を認めると、向こうから、檻の上のバーをターザンのように伝ってやってきて、こちら側の棚の上にちょこんと手を組んで座る。私たちは歓声を上げ、猿はこちらの歓声を確認したあと、次の動作に移る。猿は、今度は向こうへターザン、そして向こうの棚の上に、手を組んでちょこんと座る。

また私たちは歓声を上げ、猿の相手を値踏みするような目つきは、ジッとこちらを観察しながら歓声を確認する。

私は、何度か、この猿を見るために動物園に通った。しかし、あるとき、閉園後この猿が、今日の仕事は出来が良かったとか、今日は客の反応が悪かったとか考えているという想像が頭の中を巡るようになる、それ以来行くのをやめた。

おそらく、あの環境では、今は猿を展示していないと思う。動物愛護という観点から、動物園も、様々見直されていると思うから。

っで、

昨今、「今日は、××牧場(とか、○△動物園の様子とか)で、動物の赤ちゃんと子供達の触れあいが行われました」というようなニュース映像を見るたびに、いや~な気分になる。

つい数日前のニュースでも、どこかの動物園で、生まれたばかりの赤ちゃんのトラ(もしかしたらライオン、いずれにせよネコ科の大きな動物)と一緒に写真を撮るというようなイベントが開かれたと伝えていた。赤ちゃんトラを不器用に抱いた子供とその親。その赤ちゃんが感じているかもしれない、不安や恐怖や、イゴゴチの悪さや、そんな事はおかまい無しに見える。

お母さん、あなたのそこお子さんがに乳飲み子の時、見知らぬヒトーー親戚縁者じゃ無くーーに順番にだっこされ続けているとしたら、どう思う?

「子供と動物のふれあい」などという、美しい響きの中で、とらわれの身の動物の赤ちゃんを虐待しているのではないか?と、不安になる。

動物の赤ちゃんと人間の子供は、文字通り物理的にふれあう必要があるのか?

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