2010年05月07日 14:33

魅力

さて、アテンションがそれる事は、実は、よくある事です。

でも、それが見ていて気になる場合と、気にならない場合があります。 

むか〜〜し、とってもゴージャスなゴールデンレトリバーが、これまたとっても素敵なハンドラーと一緒に踊っているビデオを見た事がありました。見終わった瞬間、私は歓声とともに拍手をしました。

ビデオですので、何度も見ました。それで、演技中、一瞬、この犬のアテンションが、ハンドラーからビデオカメラの方へそれていたのに気がつきました。本当に一瞬。そしてハンドラーの声にはっとハンドラーの方へさっとアテンションを戻し、そして、演技は、とっても素敵でした。

もしかしたら、ビデオカメラをまわしていたのは、この犬にとって魅力ある人だったのかな?

このそれたアテンションは、演技全体としては、私個人的には、全く気になりませんでした。競技で審査をする上で減点対象としなければならなかったとして、減点は最小単位、例えば0.1など。

そんな一瞬のそれたアテンションを補う魅力にあふれたルーティーンでした。


先日見学した発表会では、このいったいどこに人を惹き付ける魅力があるの???なんて事を考えながらぼ〜〜っとみていたルーティーンがありました。ぼ〜〜〜っとみていたので、ルーティーンの内容はほとんど覚えていませんでした。でも、そのとき考えていた事、魅力はどこになるのだろう?と考えていた事はよく覚えています。


昨年審査員をさせていただいた競技会でも、私を惹き付けたルーティーンがありました。あとからビデオを見ると、その「アラ」は見えるのですが、ライブでみたとき、そんな「アラ」を補ってあまりある魅力にあふれていました。


世界のトップクラスと言われるフリースタイルユニットは、ハンドラーは、皆、この魅力を作り上げる事ができた人達です。犬との作業の中で、この魅力をひき出す事ができた人達です。

日本でも、この魅力(を持ったユニット/ハンドラー/この力を培い築き上げる事のできるハンドラー)が、私たちのドッグスポーツ、ケーナインフリースタイルの世界を引っ張ってゆく力になるのだろうなぁ、っと思います。

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