2012年10月09日 18:43
視線を外す
(photo by Tokyo Flying Dogs)
アイコンタクトは絆の証、なんて言葉がありますけど、違うよなぁ〜って思っていました。だって、ハンドラーを見る事は、教える事ができる行動だからです。
っで、犬の視線・犬への視線について色々と考えました。
第3回アウラのファンマッチでの写真なのですが、この時、私はあえて、犬を見ないで演技をすることにしてみました。結果的にはとっても評判が悪かった(ジャッジからのコメント)のですが、そこで見えた事がいくつかありました。
この写真でもわかるように、ドノは、必死に私を見ています。この、ドノが必死に私を見ているのに私がドノを見ない、という部分が、とっても評判悪かった部分です。
犬が一生懸命に見ているのにハンドラーが犬を無視をしている様で、好感が持てない、という事の様で、写真を見るとその点よく解ります。振付け、そしてトレーニングで、要修正の部分です。
っで、この写真で、ドノは、とても前に出ています。ヒールポジションにいません。元々ドノは、ヒールポジションがかぶり気味なのですが、この時の一連の写真を検証すると、私が彼を見ている時には、彼は私の視線の先にいるので、ポジションをきちんと維持しやすい。
でも、この写真のように彼から視線を外すと、ドノは、私を見ようと私の顔が見える部分まで出て来ている。
私は、いつも、ヒールポジションが遅れ気味の犬のハンドラーに「後ろを振り向くな」「犬が遅れたら、ハンドラーは止まって犬がポジションに来るのを待て」「その時、犬が来るべき場所を見ろ」と言っています。
なぜなら、振り向けば、犬をその遅れた場所に固定(相対的な位置関係ね)してしまうからで、ハンドラーが動き続ければ犬が正しいポジションに来る努力がなかなか報われないで間違ったポジションにいる時間が長くなるから、そして正しい場所を見る事で、犬に来るべき場所を示唆する事ができる、と思うからです。
ドノの一連の写真を見ると、やっぱり、それは間違っていなかったと思います。
ただ、彼の場合は、遅れるのではなくかぶる。っで、もし私が視線を外して演技をしたい場合は、このヒールポジションがかぶる部分を、もっと丁寧に修正する必要がある事を痛感しました。
やっぱりスティルの写真はいいですね。一瞬を切り取る事で時空を表現できる。
この写真でもわかるように、ドノは、必死に私を見ています。この、ドノが必死に私を見ているのに私がドノを見ない、という部分が、とっても評判悪かった部分です。
犬が一生懸命に見ているのにハンドラーが犬を無視をしている様で、好感が持てない、という事の様で、写真を見るとその点よく解ります。振付け、そしてトレーニングで、要修正の部分です。
っで、この写真で、ドノは、とても前に出ています。ヒールポジションにいません。元々ドノは、ヒールポジションがかぶり気味なのですが、この時の一連の写真を検証すると、私が彼を見ている時には、彼は私の視線の先にいるので、ポジションをきちんと維持しやすい。
でも、この写真のように彼から視線を外すと、ドノは、私を見ようと私の顔が見える部分まで出て来ている。
私は、いつも、ヒールポジションが遅れ気味の犬のハンドラーに「後ろを振り向くな」「犬が遅れたら、ハンドラーは止まって犬がポジションに来るのを待て」「その時、犬が来るべき場所を見ろ」と言っています。
なぜなら、振り向けば、犬をその遅れた場所に固定(相対的な位置関係ね)してしまうからで、ハンドラーが動き続ければ犬が正しいポジションに来る努力がなかなか報われないで間違ったポジションにいる時間が長くなるから、そして正しい場所を見る事で、犬に来るべき場所を示唆する事ができる、と思うからです。
ドノの一連の写真を見ると、やっぱり、それは間違っていなかったと思います。
ただ、彼の場合は、遅れるのではなくかぶる。っで、もし私が視線を外して演技をしたい場合は、このヒールポジションがかぶる部分を、もっと丁寧に修正する必要がある事を痛感しました。
やっぱりスティルの写真はいいですね。一瞬を切り取る事で時空を表現できる。
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コメント一覧
2. Posted by kuro 2012年10月15日 14:47
小根山さん、こんにちは。
コメントをいただきましてありがとうございました。
いつも、ショードッグの、あの前足をきれいにのばして歩く姿は美しいと思っていました。
私は、犬の視線を上に持って来る事で、犬が前足を上げて美しいトロットを引き出したいと思っていたのですが、なかなかそれだけでは前足をきれいにのばしての歩様を引き出すのが難しいと思っていました。
今回小根山さんのコメントをいただいて、改めて、犬に視線を送る事の微妙な難しさを実感しました。
やはり、ショードッグの美しさについては、ショーの方のご意見がとても参考になります。
こちらこそ、ありがとうございました。
コメントをいただきましてありがとうございました。
いつも、ショードッグの、あの前足をきれいにのばして歩く姿は美しいと思っていました。
私は、犬の視線を上に持って来る事で、犬が前足を上げて美しいトロットを引き出したいと思っていたのですが、なかなかそれだけでは前足をきれいにのばしての歩様を引き出すのが難しいと思っていました。
今回小根山さんのコメントをいただいて、改めて、犬に視線を送る事の微妙な難しさを実感しました。
やはり、ショードッグの美しさについては、ショーの方のご意見がとても参考になります。
こちらこそ、ありがとうございました。
1. Posted by 小根山由里子 2012年10月12日 20:05
はじめまして、ブログ興味深く拝読いたしました。
「視線をはずす」・・ドッグショーのハンドリングの基本なので思わず読み言ってしまいました。ショーの場合、犬をハンドラーの前に走らせなければならないので、たまにオビのはいったボーダーにショーマナーをいれるとき、この「視線を外す」ことをオーナーハンドラーさんに教えないといけないです。視線を合わすと犬はハンドラーのヒールについてしまい前足が伸びなくなります
ショーリンクのなかでは、見せる相手はひとりの審査員だけなので、タイミングをみながら「視線をはずす」作業と「視線を合わせる」作業を繰り返しながら犬とのかけひきを楽しみます。
ドッグダンスとは審査基準が違うのでなんともいえませんが参考になりました。ありがとうございました。
「視線をはずす」・・ドッグショーのハンドリングの基本なので思わず読み言ってしまいました。ショーの場合、犬をハンドラーの前に走らせなければならないので、たまにオビのはいったボーダーにショーマナーをいれるとき、この「視線を外す」ことをオーナーハンドラーさんに教えないといけないです。視線を合わすと犬はハンドラーのヒールについてしまい前足が伸びなくなります
ショーリンクのなかでは、見せる相手はひとりの審査員だけなので、タイミングをみながら「視線をはずす」作業と「視線を合わせる」作業を繰り返しながら犬とのかけひきを楽しみます。
ドッグダンスとは審査基準が違うのでなんともいえませんが参考になりました。ありがとうございました。
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