2014年09月08日 15:53

忙しい

フリースタイルって、ハンドラーはすごく忙しいのです。

音楽を感じながら、犬にはキューを出して、動く方向を見極めて、距離を計って歩幅を変えて、そして、間違えたらそこをなんとか修正して・・・。 

これらの中で、犬へのキュー、コマンドとも言ったりしますが、これがあってのケーナインフリースタイルですから、これはすごく重要なのですけど、実は、これを言うだけでも凄く大変なのです。忙しいのです。

すごく大変なので、つい、他の事を色々と忘れてしまう。

音楽が通り過ぎてしまっていたり、動く方向を見失ったり、距離なんて吹っ飛んじゃったり、,、

ただ、おそらく、私も含めて、多くのハンドラーが忘れがちなのが「犬を褒めること」。

ルーティンを演じている最中の事です。

スタート地点と動く方向、そして終点を犬に伝える事は、もちろん重要で、それがあるから、犬は自信を持って動くことができるので、ハンドラーはそれを犬に伝える必要があって、本当に忙しい。その忙しい最中でも、やっぱり、「褒めること」を忘れてはいけない。

私達は、食べ物と言う、最強なるモーティベーター(とクリッカーという2次強化子)を手に入れたので、そこに頼りすぎています。だから、この2つを身につける事ができない競技の場等では(ハンドラーが緊張している事も重なって)、犬が何を頼りに動いてくれているのかを忘れてしまいがちです。

遊ぶ事が大切って、ここにも何度も書いてきたし、多くのトレーナーさんたちも同じように提唱しているのですが、それは、犬に何かを伝える手段として。

何を伝えたいかと言うと、

あなたがやっている事は素晴らしい、あなたはとっても上手だし、可愛いし、オリコウさんだし、そして私の大切な唯一無二のフリースタイルパートナーよ、

っと言う事。それをおやつもクリッカーもおもちゃも使わずに犬に伝えること、口で褒めてあげて下さい。あ、もちろん、褒められている事を犬がちゃんとわかるように、いつも、日常的に犬を褒める事。中でも、そこに存在していること自体、あなたがいてくれる事それ自体が素晴らしいのだと褒める事、それが一番重要だと私は思います。

やっぱり、フリースタイルって、日常生活だなぁ・・・。


 


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