2017年07月19日 15:04
関係性
フリースタイルに限らず、なんらかのドッグスポーツにおいて、なかなか良い結果、良いパフォーマンスを残せないときに言われることの一つに、「犬との関係性ができていない」という言葉があります。
「関係」を辞書で引くと、いくつかの定義の中に「相互のかかわり具合」というのがあって、おそらく、これがいいのではないかと思うのですが、ここに「性」がついています。これは接尾語として「〜の性質を持ったという意味の言葉を作る接尾語」としての役割と解釈していいと思います。
最近のうちの2頭
最近のうちの2頭
つまり、「犬とハンドラー/人のかかわり具合」が競技で良い結果をうるためには重要、っと考えて良いのではないかと思います。
そうなると、トレーニングにおいて必要なのは、この「関係性」をよく保つために必要なことをトレーニングしていけばいい、とも言えるのではないかと思います。
そうなると、トレーニングにおいて必要なのは、この「関係性」をよく保つために必要なことをトレーニングしていけばいい、とも言えるのではないかと思います。
ここでは何度も書いてきているのですが、昨今では、犬(や動物)に何か行動を教えてゆくためには、学習理論を応用して、行動を定着させていくことの有効性が広く広まっていて、単純化した言い方をすれば、「褒めて育てる」ことで、、フリースタイルに必要な行動を教えるのは、比較的簡単です。
難しいのは、教えた/覚えたことを、いつでもどこでもどんな時でも遂行することです(人も犬も)。
そのためには、この「関係性」に関するトレーニングが必要だということなんですね〜。
ちなみに、よく、うちではできるのだけど、おやつがあればできるのだけど、おもちゃがあればできるのだけど・・・っと思ったり言ったりしませんか?
いや、実はね、そこに間違いがあります。
そう言いたくなる時は、実は、うちでもできていないし、おやつがあってもできないし、おもちゃがあってもできないことばかりだと思います。(そうそう、ちょっと前トレーニングによく使われていた [・・・今でも使われていますし、ある種の競技では正式に使われていますが] チョークチェーン、これを首にかければ、とか、これがあるってわかっていれば、っというのも同じです。これがないとできないという意味において、おやつがあれば、と同義語です。トレーニングツールとしての役割は大きく異なりますが。)
こういう状態を、カナダ人のアジリティーエキスパート、Susan Garrettは、行動を習得したという「幻想」を抱いていると表現しています。
「幻想」。確かに。
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