2018年07月11日 13:44
テニハナ・2
テニハナはターゲットとして使うことができます。
ターゲットとなる手に対する犬の意識を強くするために、テニハナの練習の時は、そのターゲットとなる手に反対の手で食べ物を落とし、ターゲットとしたその手から食べさせます。
これにより、犬は、ターゲットの手から目を離すことがありません。
ハンドラーの手のターゲットとしての価値を犬が理解したら、今度は、そのテニハナ動作を遊びの取り掛かり動作として定着させることができます。
モーティベーターを持ち込めない、本番リング内でも、テニハナは大きな力を発揮すると思います。
報酬ベースのトレーニングでは、ハンドラー自身のドッグトレーニングの経験が少なくても、多くの行動を犬に教えることが可能です。しかし、それだけでは、犬と意思を通わし、一緒に作業できるというわけにはいきません。
なぜなら、もし、ここで、私がクリッキングマシーンを作り、犬とクリッキングマシーンを部屋に残し、隣室、あるいははるかかなたからその機械をリモート操作することができれば、犬に行動を学習させることができます。しかし、それだからといって、犬と本番リング内で楽しくフリースタイルの演技をすることができるわけではありません。
なぜなら、もし、ここで、私がクリッキングマシーンを作り、犬とクリッキングマシーンを部屋に残し、隣室、あるいははるかかなたからその機械をリモート操作することができれば、犬に行動を学習させることができます。しかし、それだからといって、犬と本番リング内で楽しくフリースタイルの演技をすることができるわけではありません。
なぜなら、犬はクリッキングマシーンを見ればよだれをたらすかもしれませんが、その機会と意思の疎通を図れるようになったわけでも、あるいは、リモートコントロールしているハンドラーとの共同作業ができるようになるわけでもないのです。
っで、一緒に作業するためには、まず、一緒に遊ぶ、そのためのツールとして、このテニハナを使うことができます。一緒に遅べと言われても犬とどうやって遊んだらいいのかわからない、っということでピーピーおもちゃを導入することもあるのですが、本当は、おもちゃなしでもハンドラーと一緒に楽しく遊ぶことが理想です。
おもちゃやおやつなどの媒体なしで一緒に遊べたら、フリースタイルの演技の成功への第一歩です。
手をあちこちに動かし、テニハナができるたびに、報酬。ただし、報酬を与えるのではなく、犬が報酬を獲得したことを一緒にお祝いする。
一緒に、なのですから、一方が与え一方が受け取るのではなく、一緒に祝う。
手を高くすれば犬はジャンプするかもしれません。なので、ハンドラーが気をつけることは、犬に危険のないような動きとすること。素早く動いて欲しいのなら、素早い動きをハンドラーが誘発する。そして、一緒にお祝いする。
モーティベーターを持ち込めない、本番リング内でも、テニハナは大きな力を発揮すると思います。
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