2018年09月04日 15:09

安全牌

一月に一度だけのフリースタイルレッスン、午前中はグループレッスンで、午後からはプライベート、午後は、それぞれの方の独自の問題点についてとなります。
プライベートレッスンではほとんど、ルーティンを見せていただくことが多い。それは、結構楽しい時です。


特に新しいルーティンは、目にも新しく、ああ、このハンドラーさんはこんなことを考えているんだぁ〜なんてことも見えるし、あれ、実は、こんな弱点があったのか、とか、あら、この子はこんなこともできるんだ、成長したなぁ〜なんて発見もあります。
そのプライベートレッスンでは、ご本人が気になっているところについて考えることもあるし、私が気になったところばかりに執着してしまうこともあります。
時には、ルーティンそのものや、技術的な問題以外について、私が引っかかってしまうこともあったり、、、そんな時は、その点について何か前に進む方策はないか、と考えます。
ルーティンにおける小道具の使い方、小道具と犬の動きの関係、リングスペースの使い方などがきになるときもあるし、ハンドラーの犬への指示の欠落(それゆえの犬の動きの悪さ)が気になることもあります。ジャンプの高さと距離の関係、そして、その演技の美しさも気になります。
しかし、昨日は、「可も無く不可も無く」の演技が気になってしまいました。
いや、実際、私も、そんなルーティンを考えることが、実は、よくあります。
演技までの残された練習時間や、その演技する状況(競技会かファンマッチか、あるいはデモか、など)、床の状況、屋内か屋外か、そんなことを鑑みて、安全牌を切る。
っで、思ったのです。
安全牌を切るときには、それにはおそらくハンドラーなりの理由があります。そして、そういう牌を切るというハンドラーさんは、ある程度のレベルまで登ってきたハンドラーさんと犬。
なので、ちょっと一休み、の意味もあるかもしれません。
でも、そんな時は、ぜひ、何かにチャレンジしてほしい。ポジションの正確性にこだわるとか、スピードにこだわってみるとか、それによって、次のルーティンへの、次のレベルへの、大きなステップアップのとっかかりとなることにチャレンジしてほしいのです。




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ステップやムーブの教え方を解説。
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