2020年09月11日 14:33

距離を取る

先日、ちょっとしたアクシデントがあってお世話になった方の犬が、すれ違う犬すべてにケンカを売る。若い友人の犬Cちゃんは、毎日のようにこのBくんとすれ違い、そのたびに興奮マックスになる。 107712934_301048351253802_404578656517355239_n


若いCちゃんは、出会う犬が興奮状態だと自分も興奮してしまう傾向がある。っで、座れのコマンドを聞くことができたり、トリーツを摂取できる状態なら、とりあえず「座れ」。興奮のきっかけの相手を見るのはオッケー、でも、ずっと座っていること。
っというか、相手を見て、座った状態で、相手から目をそらせてこちらを見たらトリーツ攻撃。また気になって相手を見る、でも、少しでもこちらにアテンションを戻したらトリーツ攻撃(つまりトリーツを与える)。こちらを向けというのではなく、犬がこちらを向くのを待つ。っで、トリーツ。
その心は、きになる相手なのだから見て良い、でも座っていること、座っていてしかも自分から視線をこちらに戻したらトリーツ出てくるよ〜。 107486335_602325560692482_2845042702805025021_n

でも、もし、座れないほど興奮しいるのなら、刺激の相手から離れること。座っていられる距離まで離れる。ハンドラー引っ張っていってオッケー。ただ、引っ張っていって離れる。っで、相手を見ながらも「座れ」のキューを聞くことができる、そして遂行できる状態になったら、そして視線を外してこちらを見たらトリーツ。
その心は、きになる相手なのだから見て良い、でも座っていること、座っていてしかも自分から視線をこちらに戻したらトリーツ出てくるよ〜。
その状態になるまで、距離を取る、ということなのだ。
距離って、とっても重要。
っで、話はB君。今までは、ディと私だけの時は、なるべく距離をとって通り過ぎていた。でもお世話になったので、ちょっとアドバイス。
B君は興奮マックス状態。なので、ディを座らせて私だけ近寄る。トリーツトリーツ。これを過去3回やったっけ。
今朝で4回目。座っているディにトリートトリーツ。すると、B君、何も言わないのに自分からお座り。なのでトリーツトリーツ。2メートルの距離で静かにできた。
ママさんには、お家でおすわりの練習をするように、っと。
こういう興奮は叱っても難しい、興奮しすぎてトリーツも受け付けない、できているはずと思って口にする「無視無視」なんて言葉は、飼い主の自己満足と化す。 IMG_4872
まずは、距離をとることから。
そして座れの強化、いつでもどこでもどんな時でもなのだけど、そのためには、まずはお家で強化。
っで、「座れ」のキューに耳を傾ける距離まで離れる。
慣れさせようと近づけるなんてことは愚の骨頂。
ここで経験した嫌なことは、全て相手の刺激と一緒に絡まってしまう。
慣れさせるためには、まず離れる。


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ステップやムーブの教え方を解説。
日本語版は、UKドッグアカデミーへ。
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