2021年09月28日 14:28

所在ない犬

犬と一緒に踊る演技を見ている時、犬はとてもよく動いているし、ムーブもそれなりにこなしているのに、なんとなく犬が「所在なく」見えるときがあります。
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そんな時は、その演技は、同じようによく動く犬で同じような難易度のムーブをこなしている犬の演技と比べると、どうしても、質が劣って見えてしまいます。


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所在ない犬は、多くの場合若い犬、あるいは、踊るというコンセプトに新しく入ってきたハンドラーと踊る犬ということが見受けられます。

先日もある場所で、そんな若い犬を見ることがありました。

作業意欲もあるように見受けられるし、ハンドラーも丁寧に、犬に様々な動きを教えてきているように見えました。しかも、犬は、ハンドラーとの作業に集中しているように見えました。

なのに、流れとしての演技になっていない。流れが切れてしまっています。

指示待ちの犬とも言えるし、、、、そう、犬が所在なくその場にいる瞬間が多いのです。

私は、所在なさげに見えるね〜などと言っていたのですが、自宅で、なぜ所在なさげに見えるのだろうと、ぼんやりと考えていました。

以前見た同じような犬も若く、ハンドラーさんもこの犬と踊るというコンセプトに関してはベテランさんではなかった。

っで、その以前見たハンドラーさんにも、先日のハンドラーさんにも、「犬がいるべき場所を指示して」と言ってきたのですが、それだけではわかりにくかっただろうということに、このぼんやりと考えているうちにわかりました。

所在なく見える犬は、本当に所在なくそこにいるのです。

言われたことはやった、ハンドラーも褒めてくれた、次に言われることだってちゃんとやる、なのに所在ないのは、このやったことと次のやることの間に、どうしていいかわからない状態、指示待ち状態になり、作業している犬ではなくなってしまうのです。

その様子が所在なくそこにいる犬、になってしまう。

なので、  「犬がいるべき場所を指示」する必要があるのです。指示された場所にいるという作業をしている犬は、所在ない犬ではなくなります。

ハンドラーと一緒に踊っている犬になるんですね〜。

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ステップやムーブの教え方を解説。
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